今回の旅先の一枚は、間欠泉の決定的瞬間です。といっても偶然撮影できたものですが。
ホワイトドーム間欠泉
イエローストーン国立公園内の間欠泉の一つですが、たまたま通りかかったところで噴出したのでそれをパチリ。文字通りタイミングだけで撮れた写真ですが、お気に入りの一つです。
この間欠泉は、実は比較的短い間隔で噴出するのですが、噴出間隔が一定ではないので、人気はないようです。実際にこれを撮影したときは我々以外には誰もいませんでした。噴出が終わったころに、トレーラーハウスのおじさんが到着して、撮影しつつ「Damn it!」と大声で叫んでたのが強く記憶に残ってます。
イエローストーン国立公園
イエローストーン国立公園はアメリカ合衆国の北西部にある世界で初めての最国立公園であり、自然を見て楽しめる筆者おすすめの場所の一つです。
ホットスポットと呼ばれる地下の高熱が引き起こす、熱水による自然現象が有名です。数百万年おきに、スーパープルームと呼ばれる溶岩の大噴出を繰り返し起こしている場所でもあるらしいです。
当然のように公園内のあちこちに「温泉」が湧き出ています。湧き出ている周りは色鮮やかな色が見られます。温度によりバクテリアの種類が変わり、そのため色も変わるそうです。日本人としては、入浴したいところですが。残念ながら国立公園内で温泉入浴を楽しめる施設はありませんでした。公園内の開発が厳しく制限されているらしいのでで仕方がないと思いますが、せめて温泉卵だけでも、とも思ってしまいます。
温泉よりも活発なのが「 噴気孔」。地面から大量に水蒸気が噴出している場所、公園内に各所にとてもたくさんあります。
上に書いた一定間隔ごとに水蒸気を噴出する「 間欠泉」は、一番迫力があります。ただし、間欠泉によって噴出間隔が間隔が異なり、タイミングを合わせるのが難しいです。そのなかで一番人気は、一番上の写真でもある Old Faithful (古い忠実なるもののような意味)で、理由は、周期がきまってて、かつ、噴出規模が大きいから。下の写真のとおり噴出時間になればこのように多くの人が周りを囲んで待っています。
他にも「 マッドポット 」と呼ばれる。泥や火山岩などが交じり合って、ぼこぼこ泡が出てくる状態。別府地獄でいうと泥地獄ですがスケールが全然違います。
アクセス
観光シーズンはほぼ「夏」のみで、日本のお盆の時期に訪れたときは、Bozeman という小さな街に空路で入りました。空港でレンタカーを借り、イエローストーン国立公園と隣接しているグランドティトン国立公園を訪れました。Gardinerという町から公園に入ったのですが、ほぼ信号のない快適な道を3時間ほどのドライブで到着。ただし公園内は制限速度が低く、そもそも日本の感覚では考えられない公園内の距離も相まって、予想以上に移動に時間がかかりました。
帰りは早朝発の便だったのですが、レンタカー返却のチェックはなく、指定の駐車スペースに置いて、鍵をカウンターにある箱に入れるだけでした。アメリカ的ではありますが、あとで何か請求されないかちょっと心配になったりもします。
余談
夏が観光シーズンなのですが、夏しか工事ができないので道路が時間によっては通行止めになることがあります。私の場合は、待ち時間は30分ほどでしたが、警備員風の人が順に並んでいる車のドライバーに工事で1時間通行止めだ、と説明に回ってました。予め交通情報を集めておいた方が良いかもしれません。